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不義に加担しない生き方–辺野古新基地反対闘争の現場から

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ここに掲載している記事は毎週の礼拝で受ける恵メッセージの中でも特に教えられ感銘を受けたものをとりあげています。自分の霊の糧として、あるいは友人と分かち合いたいという願いから、また是非心に留めておきたいという想いから、BLOGという体裁を取らせていただきました。

「愛は不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える」コリント人への手紙第一13章6節7節(新共同訳聖書)。

1.人間の負のエネルギーとプラスのエネルギー

座り込みの現場で聞こえてくる言葉は、不信、分断、いらだち、あせり、恨み、恐れ、怒り、糾弾、攻撃、負のエネルギーに満ちている。

然し、それらと同時に人と人との間に交わされる思いやりと優しさの言葉がある。″大丈夫″、 ″無理しちゃダメよ″ 、″一緒に頑張ろうね″、悲しいね(目と目で共に泣く)手を取り合い歌い踊る、信頼と尊敬と思いやりに満ち、共感し、出会い、共にあることを喜こんでいる。

人間だから負とプラスとのエネルギーが混然と存在している、人間の内に、平和を作り出そうとする愛のエネルギーとそれを破壊しようとする負のエネルギーとが同居しせめぎ合っている。

2.愛は不義を喜ばず

聖書のメッセージは、愛は不義を喜ばず真理を喜ぶということを力強く語っている。これは人間としての生き方を指し示すとても重要な言葉である。

どんなに家族愛が豊かにあつたとしても、不義を喜び戦争につながることに加担する生き方は、ぜったい駄目だと言っているのである。それは愛ではないと。

真理を愛し、不義に加担しない生き方としての愛こそが平和を作るのだと語っている。

3.平和を作り出す愛

伊江島の阿波根昌鴻さんが生きた非暴力の問いの中に相手を思いやり、愛するということが闘いの根元にある。ガンジーの精神もまた同じである。

愛は戦争を拒否するNO WAR。

私たちの辺野古新基地反対闘争が憎しみと怒りから始るのではなく、平和を作り出す愛から始るものであってほしいと思う。

だからいろいろの場面で、ただ敵対する相手として見るのではなく人間として向き合い、機動隊の若者たちに、ダンプの運転手にも米兵にも語りかけていきたい。真実の言葉は生きていて命があるから若者の心に必ずや届くことを信じたい。機動隊員の中に優しい目をした子たちも居る。ある時その子の胸に手を当てて私は言った。「ハートだよ、人間はハートが一番大切だよ、ここで叫んでいる人たちの悔しさ、悲しみ、平和への切実な願いをハートで受け止めてね、そしたら君が機動隊員として辛い気持ちでここに立っていたことに意味があり、君の人生をきっと変えてくれるし、君は人間として成長できるよ。」彼の目は私の言葉を聞いていた。信じてこの若い子たちのこれからの人生の上を思い祈る。神に創造された人間だからこそ、人を愛する愛も神からの遺伝子として与えられているのである。

4.神を信じること故の信頼

人が人を信じることが出来ずに恐れるのは、神を信じないからである。

この不信という罪が戦争の原因のひとつとなっていると思う。神を信じ、人を信じるならば、国と国とは対話によって相手を理解し、互いを信頼することが出来るようになり、武器は不要となる。信頼できずに恐れるから人は武器を持ち恐れと不安が増大すれば核のボタンを押すことにもなりかねない。

人間は今、試されている、核戦争によって滅びる道を選ぶのか?

5.まとめ

神様はこの世界を創造された時、「すべてよし」と言われ完璧な世界を造られたのである。

この世界ほど多様性に富んだ美しい星は宇宙どこを捜しても存在しないと私は思う。神は御自身が創られた人間がこの地球でどんな歴史を作つていくのか、人間に自由意志を与えて、命に溢れ祝福された地球と人類を見たかったのである。滅亡か、祝福された地球か、今、歴史は危機をはらみながら流れる雲のように動いている。宇宙船地球号を、外に出て眺めてみよう、破壊、破滅のエネルギーを失くし愛のエネルギーでいっぱいにしよう。神に造られた人間だから、私は人間を信じたい。

石原昌武兄・艶子姉(沖縄県うるま市在住)「ゆいの風だより」17号から

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