イエス・キリストをより良く知るために

まず私達が求むべきこと、それは「神の国と神の義」・・・マタイ伝6章33~34節

 
この記事を書いている人 - WRITER -
若井 和生師
若井和生牧師:飯能キリスト聖園教会牧師 この記事は、サイト管理者(solomonyk)の責任において、毎聖日ごとの礼拝メッセージを書き起こし、師の許可を得て掲載しております。

「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。」マタイの福音書6章33節・34節

目次
1.心配する心が入り込む余地がなくなるほど熱心に「求めなさい」
2.何を求めるべきか?-「神の国とその義をまず第一に求めなさい」
3.神の「義」を求めなさい
4.まず第一に求めなさい
5.まとめ

イエス様は、私たちの心が、すぐに心配ごとで捕らわれてしまうということを、よくわかってらっしゃいます。そんな私たちに対して、イエス様はここで、「心配しなくてもいいんだよ」ということを何度も、何度も教えてくださっている。それが6章の後半の部分です(6章31節)。
また、イエス様は最初に「心配したりするのはやめなさい」(6章25節)ということを教えてくださいました。その理由として、私たちの命も体も全部神様の御手みての中にあるって言うことを示して下さいました。そして空の鳥を見なさい、野ゆりの花を見なさい空の鳥や百合の花は、働かない、つむぎもしない、労働しない、それなのに天の父なる神様はちゃんと、鳥たちのことを養ってくれている、あの一輪の花をとても美しく装ってくださっている。であれば、あなたがたは空の鳥や野のユリの花よりも、もっと特別なものではないですか。それならば必ず父なる神様はあなたのことを養ってくださる。そうではないですか?信仰の薄い人達。——–これが前節までのイエス様のメッセージでありました。ですから私たちはこの時点で、もう心配しなくてもいい、心配になってしまうのは仕方ないけれども、でも心配するのをやめることができる。
まず、私たちに求められていることは心配をやめるって言うこと、そんなことがここまでの箇所で教えられていたことでありました。

1.心配する心が入り込む余地がなくなるほど熱心に「求めなさい」

でもどうでしょう皆さん、心配するなと言われても、頭では納得するし、そうだなと思うけれども、でも私たちの心はすぐに心配になってしまう。頭ではわかっていて納得はするけれども、でもやっぱりそこから逃げられない。すぐ心が不安にとらわれてしまう。そんな傾向と弱さを、みんな私たちは抱え持っているんではないだろうかと思います。イエス様は、そのこともよくご存知ですですから、イエス様のメッセージはここで終わらないんです。その続きがあるんです。
それが今日の聖書箇所であります。イエス様は今日の聖書の箇所で、「求めなさい」と、命じておられます。
最初は心配したりするのをやめなさいというのが最初の命令でした。けれども、それだけでは不十分ですね。もっと積極的な命令が私たちに必要ですが、それが、「求めなさい」という命令です。私たちのことを本当によくご存知で、丁寧に教えてくださっていると思います。
つまり、私たちの心が良いものでいっぱいになるように、「心配」が入り込む余地がなくなるくらい、「求めなさい」ということです。
そしてこの言葉のさらに正確な意味は「求め続けなさい」という意味ですね。一回でおしまいということではなくて、ひたすら「求め続ける」信仰、そんな、求めるということに関しての私たちの積極さが、ここで求められている、問われているということをこのみ言葉から覚えたいと思います。
私たちは求めているでしょうか?求め続けているでしょうか?
是非もっと積極的に求めていきたいと思いますし、わたし達の内側を、神様のくださる良いものでいっぱいにしようではありませんか。不安とか、思い煩いとか、心配ごとが、全く入る余地がないというくらい、私たちの心の内側を神様の良いもので満たそうではありませんか。そのことが私たちに求められていることであります。

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