イエス・キリストをより良く知るために

ソロモンの神殿奉献の祈り 

 
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若井 和生師
若井和生牧師:飯能キリスト聖園教会牧師 この記事は、サイト管理者(solomonyk)の責任において、毎聖日ごとの礼拝メッセージを書き起こし、師の許可を得て掲載しております。
ソロモンはイスラエルの全会衆の前で、主の祭壇の前に立ち、天に向かって両手を伸べ広げて、こう言った。「イスラエルの神、主よ。上は天、下は地にも、あなたのような神はほかにありません。あなたは、心を尽くして御前に歩むあなたのしもべたちに対し、契約と恵みを守られる方です。あなたは、あなたのしもべ、私の父ダビデに約束したことを、ダビデのために守ってくださいました。あなたは御口をもって語り、また、今日のように御手をもってこれを成し遂げられました。そこで今、イスラエルの神、主よ。あなたのしもべ、私の父ダビデに約束されたことを、ダビデのために守ってください。『あなたがわたしの前に歩んだように、あなたの子孫がその道を守り、わたしの前に歩みさえするなら、あなたには、イスラエルの王座に就く者がわたしの前から断たれることはない』と言われたことを。今、イスラエルの神よ。どうかあなたのしもべ、私の父ダビデに約束されたおことばが堅く立てられますように。それにしても、神は、はたして地の上に住まわれるでしょうか。実に、天も、天の天も、あなたをお入れすることはできません。まして私が建てたこの宮など、なおさらのことです。あなたのしもべの祈りと願いに御顔を向けてください。私の神、主よ。あなたのしもべが、今日、御前にささげる叫びと祈りを聞いてください。そして、この宮、すなわち『わたしの名をそこに置く』とあなたが言われたこの場所に、夜も昼も御目を開き、あなたのしもべがこの場所に向かってささげる祈りを聞いてください。あなたのしもべとあなたの民イスラエルが、この場所に向かってささげる願いを聞いてください。あなたご自身が、あなたの御住まいの場所、天においてこれを聞いてください。聞いて、お赦しください。ある人が隣人に罪を犯して、のろいの誓いを立てるよう求められ、この宮の中にある、あなたの祭壇の前に来て誓うなら、あなたご自身が天でこれを聞き、あなたのしもべたちにさばきを行って、悪い者にはその生き方への報いとしてその頭上に悪を下し、正しい者にはその正しさにしたがって義をもって報いてください。あなたの民イスラエルが、あなたの前に罪ある者となって敵に打ち負かされたとき、彼らがあなたに立ち返り、御名をほめたたえ、この宮であなたに祈り願うなら、あなたご自身が天でこれを聞き、あなたの民イスラエルの罪を赦し、あなたが彼らの先祖にお与えになった地に、彼らを帰らせてください。彼らがあなたの前に罪ある者となって、天が閉ざされ雨が降らなくなったとき、彼らがこの場所に向かって祈り、御名をほめたたえ、あなたが苦しませたことによって彼らがその罪から立ち返るなら、あなたご自身が天でこれを聞き、あなたのしもべたち、あなたの民イスラエルの罪を赦してください。彼らの歩むべき良い道を彼らに教え、あなたの民に相続地としてお与えになったあなたの地に雨を降らせてください。この地に飢饉が起こり、疫病や立ち枯れや黒穂病、いなごやその若虫が発生したときでも、敵がこの地の町々を攻め囲んだときでも、どのようなわざわい、どのような病気であっても、だれでもあなたの民イスラエルが、それぞれ自分の心の痛みを知って、この宮に向かって両手を伸べ広げて祈るなら、どのような祈り、どのような願いであっても、あなたご自身が、御座が据えられた場所である天で聞いて、赦し、また、かなえてください。一人ひとりに、そのすべての生き方にしたがって報いてください。あなたはその心をご存じです。あなただけが、すべての人の子の心をご存じだからです。そうして、あなたが私たちの先祖にお与えになった大地の上で彼らが生き続ける間、いつもあなたを恐れるようにしてください。同様に、あなたの民イスラエルの者でない異国人についても、その人があなたの御名のゆえに、遠方の地から来て、彼らが、あなたの大いなる御名と力強い御手と伸ばされた御腕について聞き、やって来てこの宮に向かって祈るなら、あなたご自身が、あなたの御座が据えられた場所である天でこれを聞き、その異国人があなたに向かって願うことをすべて、かなえてください。そうすれば、地上のあらゆる民が御名を知り、あなたの民イスラエルと同じようにあなたを恐れるようになり、私が建てたこの宮で御名が呼び求められなければならないことを知るでしょう。あなたの民が敵との戦いのために出て行くとき、遣わされる道で、あなたがお選びになった都、私が御名のために建てた宮に向かって主に祈るなら、天で彼らの祈りと願いを聞いて、彼らの言い分を聞き入れてやってください。罪に陥らない人は一人もいません。ですから、彼らがあなたの前に罪ある者となったために、あなたが怒って彼らを敵に渡し、彼らが、遠くであれ近くであれ敵国に捕虜として捕らわれて行き、捕らわれて行った地で我に返り、その捕囚の地であなたに立ち返ってあわれみを乞い、『私たちは罪ある者です。不義をなし、悪を行いました』と言い、捕らわれて行った敵国で、心のすべて、たましいのすべてをもって、あなたに立ち返り、あなたが彼らの先祖にお与えになった彼らの地、あなたがお選びになったこの都、私が御名のために建てたこの宮に向かって、あなたに祈るなら、あなたの御座が据えられた場所である天で、彼らの祈りと願いを聞き、彼らの訴えをかなえて、あなたの前に罪ある者となったあなたの民を赦し、あなたに背いた、彼らのすべての背きを赦し、彼らを捕らえて行った者たちの前で彼らをあわれみ、その者たちがあなたの民をあわれむようにしてください。彼らはあなたの民であり、あなたがエジプトから、鉄の炉の中から導き出された、ご自分のゆずりの民だからです。どうか、あなたのしもべの願いと、あなたの民イスラエルの願いに御目を開き、彼らがあなたを呼び求めるとき、いつもその願いを聞き入れてください。あなたが彼らを地上のあらゆる民から選り分けて、ご自分のものとされたのですから。神、主よ。あなたが私たちの先祖をエジプトから導き出されたとき、あなたのしもべモーセを通してお告げになったとおりです。」( 列王記 第一 8:22-53 SKY17 )

これまで学んできたように、神殿は長い年月をかけて建てられ、ついに完成しました。そして至聖所に契約の箱が安置されたとき、主の栄光の雲が神殿に満ち、神ご自身がそこに臨在されたことが示されました。

その場でソロモンはイスラエルの民を代表して、天に向かって両手を広げ、祈りをささげます。

1. 神は比類なきお方であり、契約を守られる方

ソロモンはまず、「あなたのような神は他にありません」と告白します。世には多くの神々があると言われるかもしれませんが、主のようなお方はおられません。主は、心を尽くして従うしもべに対して契約と恵みを守られる真実な神です。

神はダビデに約束されたことを、このソロモンの時代に実現してくださいました。長い年月を経ても、神の約束は決して無駄になりません。語られた御言葉は必ず成就します。ソロモンはその真実さをほめたたえています。

私たちもまた、「神のご計画が実現しますように」と祈ることの大切さを教えられます。自分の願いだけでなく、神の約束とみこころがなることを求める祈りです。

2. 偉大な神が祈りを聞いてくださる

ソロモンは、「天も天の天もあなたをお入れすることはできません」と告白します。神はあまりにも偉大なお方であり、この神殿に閉じ込められるようなお方ではありません。

それでも彼は繰り返し祈ります。

「この場所に向かってささげられる祈りを聞いてください。」
「目を開いてください。」
「叫びを聞いてください。」

何度も繰り返されるのは、神が祈りを聞いてくださることへの切実な願いです。

3. 罪を犯したときの赦しの祈り

この祈りの中心は、「罪を犯したとき、赦してください」という願いです。

イスラエルが罪を犯し、敵に打ち負かされたとき。
雨が止み、飢饉や疫病などの災いが起こったとき。
苦しみの中で自分の罪に気づき、悔い改めるとき。

そのとき、この神殿に向かって祈るなら、どうか天で聞いて赦してください、とソロモンは祈ります。

人は苦しみの中でこそ、自分の高慢や自己中心に気づかされることがあります。そして本当の悔い改めへと導かれます。罪が増すところに、恵みもまた満ちあふれるのです。神は赦しを備えておられます。

4. 異邦人のための祈り

さらにソロモンは、イスラエルの民だけでなく、外国人がこの神殿に来て祈るときも、その祈りを聞いてくださいと願います。

神はすべての民族の神であり、すべての人が主を知ることを望んでおられます。神の救いのご計画は、イスラエルだけにとどまりません。

5. 捕囚をも見据えた祈り

ソロモンはさらに、将来イスラエルが罪のゆえに敵国に捕らえられ、遠い地に連れて行かれる場合まで想定して祈ります。

たとえ遠い異国の地にあっても、心から悔い改め、この神殿の方に向かって祈るなら、その祈りを聞き、憐れんでください、と願うのです。

実際に後の時代、イスラエルは捕囚を経験します。しかしその中でも、神は悔い改める民の祈りを聞いてくださいました。

6. 「あなたの民」であるという不変の恵み

この箇所で何度も繰り返される言葉があります。それは「あなたの民」という言葉です。

イスラエルが罪を犯しても、
試練を受けても、
捕囚となっても、

彼らはなお「あなたの民」と呼ばれています。

どれほど罪を犯しても、神が選ばれた民であるという事実は変わりません。神の選びと契約は、人の弱さによって取り消されるものではありません。

これは私たちにとっても大きな慰めです。順境のときは元気でも、逆境になると信仰が揺らぐことがあります。しかし、どんな状況の中にあっても、神はご自分の民を見捨てられません。

私たちは神に選ばれ、愛されている者です。その確かさを深く受け止めるとき、どんな中でも安心して神に立ち返ることができます。

結び

ソロモンの祈りは、

神は約束を守られる真実な方であること

罪を悔い改める者を赦してくださること

すべての民を祝福しようとされること

そして、どんなときも「あなたの民」であることは変わらないこと

を教えています。

私たちもまた、心を開き、自分の罪を認め、神の恵みに信頼して祈る者でありたいと思います。神は今日も、私たちの祈りを聞き、導いてくださる真実なお方です。

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若井 和生師
若井和生牧師:飯能キリスト聖園教会牧師 この記事は、サイト管理者(solomonyk)の責任において、毎聖日ごとの礼拝メッセージを書き起こし、師の許可を得て掲載しております。

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