イエス・キリストをより良く知るために

マタイの福音書9章1~17節

 
この記事を書いている人 - WRITER -
若井 和生師
若井和生牧師:飯能キリスト聖園教会牧師 この記事は、サイト管理者(solomonyk)の責任において、毎聖日ごとの礼拝メッセージを書き起こし、師の許可を得て掲載しております。
1.イエスは舟に乗って湖を渡り、自分の町に帰られた。 2.すると見よ。人々が中風の人を床に寝かせたまま、みもとに運んで来 た。イエスは彼らの信仰を見て、中風の入に「子よ、しっかりしなさ い。あなたの罪は赦された」と言われた。 3.すると、律法学者たちが何人かそこにいて、心の中で「この人は神を冒 漬している」と言った。 4.イエスは彼らの思いを知って言われた。「なぜ心の中で悪いことを考え ているのか。 5.『あなたの罪は赦された』と言うのと、『起きて歩け』と言うのと、ど ちらが易しいか。 6.しかし、人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがた が知るために―。」そう言って、それから中風の人に「起きて寝床を担ぎ、家に帰りなさい」と舌われた。 7.すると彼は起き上がり、家に帰った。 8群衆はそれを見て恐ろしくなり、このような権威を人にお与えになった 神をあがめた。 9イエスはそこから進んで行き、マタイという人が収税所に座っている のを見て、「わたしについて来なさい」と言われた。すると、彼は立ち 上がってイエスに従った。 10イエスが家の中で食事の席に着いておられたとき、見よ、取税人たち や罪人たちが大勢来て、イエスや弟子たちとともに食卓に着いていた。 11これを見たパリサイ人たちは弟子たちに、「なぜあなたがたの先生は、 取税人たちや罪人たちと一緒に食事をするのですか」と言った。 12イエスはこれを間いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人で はなく病人です。 13『わたしが喜びとするのは真実の愛。いけにえではない』とはどういう 意味か、行って学びなさい。わたしが来たのは、正しい人を招くためで はなく、罪人を招くためです。」 14それから、ヨハネの弟子たちがイエスのところに来て、「私たちとパ リサイ人はたびたび断食をしているのに、なぜあなたの弟子たちは断食 をしないのですか」と言った。 15イエスは彼らに言われた。「花婿に付き添う友人たちは、花婿が一緒に いる間、悲しむことができるでしょうか。しかし、彼らから花婿が取り 去られる日が来ます。そのとき には断食をします。 16だれも、真新しい布切れで古い衣に継ぎを当てたりはしません。そんな 継ぎ切れは衣を引き裂き、破れがもっとひどくなるからです。 17また、人は新しいぶどう酒を古い皮袋に入れたりはしません。そんなこ とをすれば皮袋は裂け、ぶどう酒が流れ出て、皮袋もだめになります。 新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れます。そうすれば両方とも保てま す。」

要約

  1. 中風の人の癒し(1-8節): イエスはカペナウムに戻り、信仰を持って運ばれてきた中風の人を癒します。イエスは彼の罪を赦し、「起きて歩け」と言い、中風の人は癒されます。これを見た群衆は驚き、神を讃えました1
  2. マタイの召命(9-13節): イエスは税関で働くマタイを弟子として呼びます。マタイはイエスに従い、自宅でイエスをもてなす宴を開きます。そこには多くの取税人や罪人が集まりますが、パリサイ人たちはイエスが罪人と食事をすることを批判します。イエスは「健康な人ではなく、病人が医者を必要とする」と答え、悔い改めを求めます1
  3. 断食についての議論(14-17節): ヨハネの弟子たちがイエスの弟子たちが断食しない理由を尋ねます。イエスは花婿がいる間は断食しないと答え、新しい布と古い布、新しいぶどう酒と古い革袋のたとえを使って、新しい時代の到来を説明します2

これらの節は、イエスの権威と教えが新しい時代の始まりを告げ、旧来の宗教的慣習や規範を超えることを示しています。イエスは罪を赦す権威を持ち、すべての人々、特に罪人や病人に対する神の愛と救いを宣言しています。また、イエスの教えは旧約の法を否定するのではなく、それを完成させるものであることを示唆しています。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
若井 和生師
若井和生牧師:飯能キリスト聖園教会牧師 この記事は、サイト管理者(solomonyk)の責任において、毎聖日ごとの礼拝メッセージを書き起こし、師の許可を得て掲載しております。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© 聖書の言葉の余韻に浸る , 2024 All Rights Reserved.

You cannot copy content of this page