神殿建設から学ぶ霊的教訓
第一列王記6章1~13節
要約
ソロモンによる神殿建設の開始と、そこから学べる霊的な教訓についての素晴らしいお話
1.
三つの神殿とその歴史聖書には、エルサレムに建てられた神殿が歴史上「三つ」登場します。学びの前提として、その流れを確認しましょう。
第一神殿(ソロモン神殿): ソロモン王によって建設されました。しかし、後にバビロン帝国のネブカデネザル王によって破壊されました。
第二神殿(ゼルバベル神殿): バビロン捕囚から帰還したユダヤ人たちが、エズラやネヘミヤの時代に再建したものです。これも後にローマのポンペイウスによって破壊されました。
第三神殿(ヘロデ神殿): ヘロデ大王が改築・拡張した神殿です。紀元70年のユダヤ戦争で破壊され、現在はその一部が「嘆きの壁」として残っています。
2.
神殿建設のタイミングと準備
列王記第一 6章1節によると、建設は「イスラエル人がエジプトを出てから480年目」、ソロモンが王となって「4年目」に始まりました。大きな節目: 持ち運び可能な「幕屋(テント)」の時代から、固定された「神殿」の時代へと移り変わる、神様の計画における重要な転換点でした。
4年間の準備: 王になってすぐではなく、4年という歳月をかけて、レバノンの杉材の確保や労働者の組織化など、綿密な準備が行われました。
3.
神殿の構造と不思議な建設方法
神殿のサイズは、長さ約26m、幅約9m、高さ約13mで、幕屋の約2倍の大きさでした。静かな工事現場: 建設中、槌(つち)や斧、鉄の道具の音は一切聞こえなかったと記されています。
徹底した事前準備: 石はあらかじめ「石切り場」で完全に仕上げられ、現場では組み立てるだけになっていました。
教訓: 私たちの奉仕も、行き当たりばったりではなく、祈りと準備を尽くして神様に捧げることが大切です。
4.
神様からの励ましの言葉
建設の最中、神様はソロモンに「わたしの掟に歩むなら、あなたを捨てず、イスラエルのただ中に住む」という約束を与えられました。
労働の中の励まし: 重労働で目的を見失いそうな時、神様は「これは誰のための奉仕か」を御言葉で再確認させてくださいました。神の臨在: 神殿を建てる目的は、神様が私たちと共に住んでくださることにあります。
5.
新約聖書が教える「現代の神殿」ソロモン神殿の学びを深めるために、新約聖書の2つの箇所が重要です。聖書箇所教えられる内容
①エペソ 2:20-21教会は「生きた石」である私たち一人ひとりが組み合わされて成長する、神の聖なる宮です。
②第一コリント 3:16私たち自身の体も「神の宮」であり、聖霊が住まわれる場所です。