イエス・キリストをより良く知るために

列王記第一5章1~18節

 
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若井 和生師
若井和生牧師:飯能キリスト聖園教会牧師 この記事は、サイト管理者(solomonyk)の責任において、毎聖日ごとの礼拝メッセージを書き起こし、師の許可を得て掲載しております。
さて、ツロの王ヒラムは、ソロモンが油注がれて、彼の父に代わって王となったことを聞いて、自分の家来たちをソロモンのところへ遣わした。ヒラムはダビデと常に友情を保っていたからである。そこで、ソロモンはヒラムのもとに人を遣わして言った。「ご存じのように、私の父ダビデは、周りからいつも戦いを挑まれていたため、主が彼らを私の足の裏の下に置かれるまで、私の父の神、主の御名のために神殿を建てることができませんでした。しかし今や、私の神、主は、周囲の者から私を守って安息を与えてくださり、敵対する者もなく、わざわいを起こす者もありません。今私は、私の神、主の御名のために神殿を建てようと思っています。主が私の父ダビデに、『わたしがあなたの代わりに王座に就かせるあなたの子、彼がわたしの名のために家を建てる』と言われたとおりです。どうか、私のために、レバノンから杉を切り出すように命じてください。私の家来たちも、あなたの家来たちと一緒に働きます。私はあなたの家来たちに、あなたが言われるとおりの賃金を払います。ご存じのように、私たちの中にはシドン人のように木を切ることに熟練した者がいませんから。」ヒラムはソロモンの申し出を聞いて、大いに喜んで言った。「今日、主がほめたたえられますように。主は、この大いなる民を治める、知恵のある子をダビデにお与えになった。」ヒラムはソロモンのもとに人を遣わして言った。「あなたが言い送られたことを聞きました。私は、杉の木材ともみの木材なら、何なりとあなたのお望みどおりにいたしましょう。私の家来たちは、それをレバノンから海へ下らせます。私はそれをいかだに組んで、海路、あなたが指定される場所まで送り、そこでそれを解かせましょう。それを受け取ってください。それから、あなたは私の一族に食物を与えて、私の望みをかなえてください。」こうしてヒラムは、ソロモンに杉の木材ともみの木材を、彼が望むだけ与えた。ソロモンはヒラムに、その一族の食糧として、小麦二万コルと上質のオリーブ油二十コルを与えた。ソロモンは、これだけの物を毎年ヒラムに与えた。主は約束どおり、ソロモンに知恵を授けられた。ヒラムとソロモンとの間には平和が保たれ、二人は契約を結んだ。ソロモン王は全イスラエルから役務者を徴用した。役務者は三万人であった。ソロモンは、彼らを一か月交代で一万人ずつレバノンに送った。一か月はレバノンに、二か月は家にいるようにした。役務長官はアドニラムであった。ソロモンには荷を担ぐ者が七万人、山で石を切り出す者が八万人いた。そのほか、ソロモンには工事の監督をする長が三千三百人いて、工事に携わる民を指揮していた。王は、切り石を神殿の礎に据えるために、大きな石、高価な石を切り出すように命じた。ソロモンの建築者たち、ヒラムの建築者たち、そしてゲバル人たちは石を切り、神殿を建てるために木材と石材を準備した。( 列王記 第一 5:1-18 SKY17 )

要約

第一列王記5章は、ソロモンが主の宮(神殿)建設のための準備を行うシーンです。​

主から与えられた平和と神殿建設の決意
ソロモンは、父ダビデは戦いが多く神殿を建てられなかったが、自分の時代には主が周囲に平和と安息を与えてくださって告白します。​

ツロの王ヒラムとの同盟と木材の契約
ソロモンはレバノン杉などの木材調達のため、ツロの王ヒラムに使い手を送り、神殿建設の目的を説明して協力を要請します。 ヒラムはこれを喜んで受け入れ、レバノンから海路で材木を運び、代わりにソロモンはヒラムの家に資金を供給するという相互協力の契約が結ばれます。​

大規模な作業体制と材料準備
ソロモンはイスラエルの中から多くの人々を重要用し、交代制でレバノンに上らせて木を伐って、大規模な労務体制を整えます。 また、神殿の突破に備えるための非常に高価な切り石を準備し、ソロモンの建築師、ヒラムの建築師、ゲバル人たちが協力して木材と石材を整えます。

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