イエス・キリストをより良く知るために

マタイの福音書13章36~58節

 
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若井 和生師
若井和生牧師:飯能キリスト聖園教会牧師 この記事は、サイト管理者(solomonyk)の責任において、毎聖日ごとの礼拝メッセージを書き起こし、師の許可を得て掲載しております。
36 .それから、イエスは群衆を解散させて家に入られた。すると弟子たちがみもとに来て、「畑の毒麦のたとえを説明してください」と言った 。 
37.イエスは答えられた。 「良い種を蒔く人は人の子です。
38.畑は世界で、良い種は御国の子ら、毒麦は悪い者の子らです。
39.毒麦を蒔いた敵は悪魔であり、収穫は世の終わり、刈る者は御使いたちです。
40.ですから、毒麦が集められて火で焼かれるように、世の終わりにもそのようになります。
41.人の子は御使いたちを遣わします。彼らは、すべてのつまずきと、不法を行う者たちを御国から取り集めて、
42.火の燃える炉の中に投げ込みます。彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。
43.そのとき、正しい人たちは彼らの父の御国で太陽のように應きます。耳のある者は間きなさい。
44.天の御国は畑に隠された宝のようなものです。その宝を見つけた人は、それをそのまま隠しておきます。そして喜びのあまり、行って、持っている物すべてを売り払い、その畑を買います。
45.天の御国はまた、良い真珠を探している商人のようなものです。
46高価な真珠を一つ見つけた商人は、行って、持っていた物すべてを売り払い、それを買います。
47.また、天の御国は、海に投げ入れてあらゆる種類の魚を集める網のようなものです 。
48.網がいっぱいになると、人々はそれを岸に引き上げ、座って、良いものは入れ物に入れ、悪いものは外に投げ捨てます。
49.この世の終わりにもそのようになります。御使いたちが来て、正しい者たちの中から悪い者どもをより分け、
50.火の燃える炉に投げ込みます。彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。
51.あなたがたは、これらのことがみな分かりましたか。」彼らは「はい」と言った。
52.そこでイエスは言われた。「こういうわけで、天の御国の弟子となった学者はみな、自分の倉から新しい物と古い物を取り出す、一家の主人のようです。」
53.イエスはこれらのたとえを話し終えると、そこを立ち去り、
54.ご自分の郷里に行って、会堂で人々を教え始められた。すると、彼らは驚いて言った。「この人は、こんな知恵と奇跡を行う力をどこから得たのだろう。
55.この人は大工の息子ではないか。母はマリアといい、弟たちはヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではないか。
56.妹たちもみな私たちと一緒にいるではないか。それなら、この人はこれらのものをみな、どこから得たのだろう。」 
57.こうして彼らはイエスにつまずいた。しかし、イエスは彼らに言われた。 「預言者が敬われないのは、自分の郷里、家族の問だけです。」
58.そして彼らの不信仰のゆえに、そこでは多くの奇跡をなさらなかった。
要約
マタイの福音書13章36~58節では、イエスが弟子たちにいくつかのたとえ話を説明し、故郷ナザレでの出来事が描かれています。

毒麦のたとえの説明(36-43節):
イエスは、毒麦のたとえを弟子たちに説明します。良い種を蒔く者は人の子(イエス自身)、畑は世界、良い種は御国の子ら、毒麦は悪い者の子らを象徴しています。毒麦を蒔いた敵は悪魔であり、刈り入れは世の終わりを意味します。
天の国のたとえ(44-50節):
イエスは、天の国を宝や真珠、網にたとえます。宝のたとえでは、畑に隠された宝を見つけた人が、喜びながら全財産を売ってその畑を買う様子が描かれています。真珠のたとえでは、高価な真珠を見つけた商人が全財産を売ってその真珠を買います。網のたとえでは、湖に投げ入れられた網が様々な魚を集め、良い魚と悪い魚を分ける様子が描かれています。
ナザレでの出来事(53-58節):
イエスが故郷ナザレに戻り、会堂で教えを説くと、人々はその知恵と奇跡に驚きますが、彼を大工の息子としてしか見ず、信じませんでした。このため、イエスはそこで多くの奇跡を行うことができませんでした。
この章は、イエスの教えと故郷での受け入れられ方についての重要な教訓を含んでいます。

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若井和生牧師:飯能キリスト聖園教会牧師 この記事は、サイト管理者(solomonyk)の責任において、毎聖日ごとの礼拝メッセージを書き起こし、師の許可を得て掲載しております。

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