イエス・キリストをより良く知るために

まず私達が求むべきこと、それは「神の国と神の義」・・・マタイ伝6章33~34節

 
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若井 和生師
若井和生牧師:飯能キリスト聖園教会牧師 この記事は、サイト管理者(solomonyk)の責任において、毎聖日ごとの礼拝メッセージを書き起こし、師の許可を得て掲載しております。

4.まず第一に

この、「神の国とその義をまず第一に求めなさい」というとき、ここで大事な言葉は「まず」という言葉です。「まず求めなさい」、「まず第一に求めなさい」。

この「まず」とは、なんでしょうか?
これは優先順序をしっかりとつけなさいという、そういう意味の「まず」ですね。その優先させるべきものを、まず第一に求めたら、その結果、「そうすれば、それに加えてこれらのものは全て与えられます 」とあります。「神の国と義」をまず求めて、それが与えられます。でもそれだけじゃないですね。それに加えて「これらのもの」はすべて与えられる。

「これらのもの」って何でしょうか?
それは、私たちがいつも心配していることですね。何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、私たちの生活の必要、私たちの生活の事柄、いつも私たちが心配していることが、諸々全部与えられるという風に書いてある。
そしてこれはどういうことかというと、「おまけ」として与えられるという意味ですね。まず神の国とその義をまず第一に求めたら、大事にすべきものを本当に優先して求めたら、大事なものはもちろん、それに加えて、つまりおまけとして、それらのものも与えられるという風に教えられているわけであります。

私たちは、信仰者として「おまけ」の方を先に求めてしまうということが多くあるんではないでしょうか?

まず第一に求めるべきものがあるのに、また、神様が私たちに与えたいと願っておられるもっと素晴らしいものがあるのに、それは二の次、三の次にして、「おまけ」から求めてしまうということが、私たちの信仰生活の中にもあるんではないでしょうか?
その結果、肝心なものも与えられない、おまけも与えられないとしたら、私たちの心は不安でいっぱいになってしまいます。

クリスチャンであっても、本来受けるべき祝福を受け損なっている人が、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?神様が与えたいと願っておられる祝福を受けることができずに、くすぶってしまっているということが私たちのうちにはあるんではないでしょうか?
私たちには何が必要なんでしょうか?それは優先順序をはっきりさせるって言うことであります。「まず」っていう言葉が大事です。「神の国とその義をまず第一に求めなさい」。これが私たちの祝福された生活には、欠かせないということを是非覚えたいと思うのです。

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